デュークエリントンとドンジョージによる1944年に作られた曲。デュークエリントンの曲は特に好きで私のレパートリーにも多い。ちなみにI’m beginning to see the light(明かりがみえた)もこのコンビによる有名な曲。
さて、この曲、I ain’t got Nothing but the Bluesはブルースフィーリングたっぷりのジャズスタンダードナンバーで、ブルースシンガーも歌うことから、これはブルース?と思われるかもしれませんね。問題の歌詞ですが、スラング多めのやや難解の詞。私も好きな曲だったので意味が微妙ながら歌っていましたが、正直よく分からないなぁ。という部分もあり、人の訳を見るとますます混乱します。歌う時は直訳の方が絶対いいけど、スラングは知らないと分からないので辞書を引いて、文脈から想像してみます。これもまた楽しい。自分が歌うんだから自分の解釈でいいと思います。鈴木輪のアルバムBlue Velvetでも歌っています。ギターの佐津間君とサックス後藤さんの演奏で入魂して歌ってみました。
サビの部分は踊りに行くから髪の毛をアップにしておしゃれして張り切ってる女子だけど、失恋してやけっぱちになってるのね、そんな映画のワンシーンを想像しながら言葉をかみしめながら盛り上がります。あるのはブルースだけ、他に何もないのさ。男性ヴァージョンの歌詞はここのところが違うみたいです。私はエラの歌詞を参考にしています。
♪Youtubeにリンク ➡Aretha Franklin, Sarah Vaughn, Peggy Lee & Roberta Flack/ I ain’t got Nothing but the Blues(アレサフランクリン、サラヴォーン、ペギーリー、ロバータフラック)1973年のライブ映像。
I ain’t got Nothing but the Blues
lylics: Don George Music: Duke Ellington(1944)
小銭も持ってない、ニッケルのね(5セント硬貨のこと)
バウンスするよな靴も持ってない(弾力のある良い靴もない)
面白いものもない
何にもないの、ブルースだけ
湧いてるコーヒーもない
勝ち金も持っていない、失うための(ギャンブルするお金がないってこと)
夢もない、効き目のある(実現するよな)
何にもないのよ、ブルースだけ
トランペットが鳴り響くとき
私ったら髪をアップに結い上げてキリっとしたままキープ
(髪を)下ろさせてくれるなんて出来っこない
信じてね、ダーリン(Pappyは恋人のこと)
私、幸せになれない
愛する人が町を去ってから
休みもない、うとうと眠るような
フィーリングもない、傷つくような
電話番号も持ってないのよ(電話をかける人もない)
何にもないのよ、ブルースだけ
(和訳 鈴木輪)
★鈴木の和訳は、英語で歌うことを考えた訳をしています。(歌いながら英語を感じられるようにしています)あくまでも自分の見解です。なるべく意訳せずに訳していますが、正しいとは限りません。人に押し付けているものでもありません。参考までに。
Duke Ellington and His Famous Orchestra Vocal: Al Hibbler
Joe Williams
Rin Suzuki
Blue Velvet
ジャズもブルースも歌う。こういうシンガーが好む曲ですね♪

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