Desafinado-Slightly out of tune

ディサフィナ―ドーちょっぴり調子っぱずれ♪

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Desafinado / Rin Suzuki

これは私がつけたアルバムタイトルですが、タイトルを考える時に、短い方がジャケットに収まりが良いので、あまり気にせずに”Desafinadoってつけた気がします。それにディサフィナ―ドは歌っていてとても気持ちの良い、大好きな曲だから。

さて、この曲についてです。アメリカでは、1962年にジョン・ヘンドリックス(Jon Hendricks)とジェシー・キャバノー(Jessie Cavanaugh)が、Desafinadoに「Slightly Out of Tune」という英題と英語詞をつけました。(私はそちらのヴァージョンで歌っています)演奏ではスタン・ゲッツとギタリストのチャーリー・バードの録音が1962年にヒット。
その後も「ゲッツ/ジルベルト」をはじめ、たくさんの演奏者や歌の録音でスタンダード化されました。
1962年に作られた良い英語詞があるのに、なぜか1967年にジーンリーズによって別ヴァージョンの英語詞が作られ、フランクシナトラが歌ってます。権利の関係でしょうか?シナトラでお金儲けしようとした人達がいるんでしょうね。
私が持っていた資料の歌詞付き譜面は、シナトラヴァージョンでした。その歌詞で、私もこの曲の練習をしていましたが歌いにくかったんです。そんなわけで、レパートリーにするのはどんどん後回しに。好きな曲なのに、ずっと放置。ある時、2パターンの歌詞があることに気がついて、ジョンヘンドリックスの歌詞で歌ってみると、バッチリはまり、練習開始。シナトラ、すまぬ。こちらの方が音と言葉がピッタリだよ。歌詞の意味もうまくまとめられていて、ジョンヘンドリックスは良い仕事していたのだ!

ただ、シナトラヴァージョンの方が、ポルトガル語の歌詞の意味に近いのだそうです。私はポルトガル語は全く分かりませんので、ジョンヘンドリックスヴァージョンで満足しています。余談ですが、ポルトガル語詞のニュートンメンドンサは、ジョビンの幼なじみで、ピアニスト。ジョビンらとともに、ボサノヴァの創設に大きな役割を果たした一人と言われています。One Note sambaもこのコンビによる曲だって。若くして亡くなったそうで、亡くなった後に有名になったそうで、残念です。

Desafinado-(Slightly out of tune)(1959) ディサフィナ―ド

 歌詞はこちら

lyrics (original ) : Newton Mendonça music : Antonio Carlos Jobim
English lyrics : Jon Hendricks and Jessie Cavanaugh

Julie London ↓ 美人!

Perry Como 

Antonio Carlos Jobim · Frank Sinatra 歌詞のヴァージョンが違います。

Andrea Motis  可愛い!

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「Desafinado」のDemo vocalと7つのキーのカラオケの全8トラック収録したアルバムです
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鈴木輪・アルバム「Desafinado」PV

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