今日はガーシュウィン兄弟作の「バットノットフォーミー」ジャズ好きな人ならだれでも知っているこの曲。鈴木もジャズを歌いはじめた19才の頃からよく聴いて歌っていました。最初、歌詞が短く覚えやすい!と、思ったらあらら、それは1番だけでした。後にナンシーウィルソンヴァージョンを聴き、お話の続きは2番まであり、固有名詞がたくさん出てくるヴァースも付いてて、最後にはバナナ?まで出てきて「え?どういうこと?どんな歌なん?」と思いながら練習していたのが懐かしいです。いや、今日も、え?これってどんな意味だっけ?と思いながら和訳しています。何度も歌ってみるとだんだん言葉と意味(イメージ)がフィットしてきます。
鈴木のアルバム「I’ll close my eyes」ではヴァースから歌ってしっとりと。最後はスキャットでやけくそ歌い!
だって失恋ソングなんだもん。
「But not for me」は、1930年の「Girl Crazy」というブロードウェイミュージカルのために作られた曲。その後、1943年には、ジュディガーランド主演でミュージカル映画にリメイク、大ヒット!「Embraceable You」「I Got Rhythm」他あり。演奏も良かったでしょうね!(トミードーシー楽団。)ちなみに、ガーシュウィン兄弟が生み出したミュージカル「GIRL CRAZY」は90年代に「CRAZY FOR YOU」としてよみがえりました。Youtube見つけました。ケネディーセンターで行われたものです。曲はBut not for meではありませんが、雰囲気をキャッチできます。
I Got Rhythm from Crazy for You, Kennedy Center Honors 1992
But not for me
Music : George Gershwin / Lyrics: Ira Gershwin (1930)
★鈴木の和訳は、歌いながら、感じられるような訳をしています。なるべく意訳せずに訳していますが、正しいとは限りません。参考までに。自分でも訳してみてね!)
Verse
おっちゃん、おてんとさん、よくお聞き!
夢が叶うなんて絶対言わないで。
そんなこと言ったら、暴れてやるわよ
Beatrice Fairfax様(新聞コラムの相談)
言ってはダメ!彼が気にしてるなんて、、、。
分かってるんだから。ファイナルカーテンが降りたってこと。(終わったってこと)
私、絶対に聞きたくない。明るく陽気で楽天的なポリアンナ族の話なんて。
運命が伴侶を与えるなんて。ふん。(そんなことを言うポリアンナ族の話など聞くか!)
頭がおかしいわよ。!
1番
(世の中には)愛の歌がたくさん書かれている、、でも私のためじゃない
幸運の星は上にあるけど、、、私のためじゃない。
道案内する愛と一緒に(ここまで来たけど)
もっとどんより雲だらけって分かったの。
どんなロシアンプレイ(劇)よりすごいダークな世界を保証しまーす。→(暗雲たちこめるようなそんなどんより雲だらけの私っていう意味)
バカだったわ。恋に落ちるなんて。あんな風にね。
ハイホー!やれやれ、悲しいな。
彼のキスの記憶は追い払えないけど
彼は私のものじゃないって思う
2番
彼はドアをノックしているけど、私のためではない。
彼はツーバイフォーの家を建てる計画立ててるけど、私のためではない。
愛はゲームだとわかっている。私は困惑している。同じようにね。
私は蛾?炎?→(日本のことわざ、飛んで火に入る夏の虫?のような感じ?どちらが誘惑した?ってこと)
私、全く途方に暮れている
最初は全ていい感じだったのに、なんていう結末。
女性には友達が必要な時。
すべての幸せな筋書きが終わるとき、 結婚という結び(絆)で
でも私にはそんな結び(絆)はない
Sarah Vaughan – But Not For Me
Rosemary Clooney – But Not For Me
Rin Suzuki / – But Not For Me
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