Amazing grace

アメイジンググレイス

作詞者はジョン・ニュートン (John Newton)。作曲者は不詳。1772年
曲はアイルランド民謡説、19世紀に南部アメリカで作られた説あるが、本当のところは??どうなんでしょうか?このページ下の方に詳しく書きました。興味あったら見てください。
エルヴィス・プレスリー – 1972年のアルバム『至上の愛』やアレサ・フランクリン – 1972年、の有名なライブアルバム『Amazing Grace』をはじめたくさんのシンガーがカヴァー。鈴木も恐れ多くも、クリスマスアルバム「ウィンターワンダーランドWinter Wonderland」にボーナストラックとして14曲目に収録。3番まで歌った。さて、初めてこの曲を聴いたのは東京に出てきて最初の一人暮らしの地。荻窪の貸しレコード屋で借りたダイアンシューアのデビューアルバムだった。アカペラで1コーラスだけ歌っていた。盲目の彼女が「I Was blind but now I see」と、歌っていたのが何とも心に響いた。

アメイジンググレイス歌詞大意はウィキペディアより引用。まずは大筋を掴んで歌うと良いと思いますが、歌う時は英語を感じて歌う方がぐっときます!

驚くべき恵み(なんと甘美な響きよ)
私のように悲惨な者を救って下さった。
かつては迷ったが、今は見つけられ、
かつては盲目であったが、今は見える。
神の恵みが私の心に恐れることを教えた。
そしてこれらの恵みが恐れから私を解放した
どれほどすばらしい恵みが現れただろうか、
私が最初に信じた時に。
多くの危険、苦しみと誘惑を乗り越え、
私はすでにたどり着いた。
この恵みがここまで私を無事に導いた。
だから、恵みが私を家に導くだろう。

アレサフランクリン・アメイジンググレイス ((1972年教会ライブ)

アレサの教会ライブのCDは若い頃の愛聴版。辛い時に聴く特別なCDだった。牧師さんの言ってる英語の意味は分からなかったけど、、、。。昨年Amazing Graceが映画になったのを見に行った。汗だくで歌うアレサ。素晴らしかったです。

1Amazing grace
 how sweet the sound
 That saved a wretch like me

 I once was lost
 but now am found
 Was blind but now I see

2’Twas grace that taught
  my heart to fear
 And grace my fears relieved

 How precious did
 that grace appear
 The hour I first believed

3Through many dangers
 toils and snares
 I have already come

 ’Tis grace hath brought me
 safe thus far
 And grace will lead me home.

そして、鈴木の和訳。あまり意訳せず、英語を感じながら歌いたいので、ちょっと変な言い回しがあります。

↓↓アメイジンググレイス鈴木輪version 試聴出来ます↓↓

Amazing Grace(2021 Rin Suzuki)

1アメイジンググレイス!(神の恵み)
 何と美しい響きであろうか
 それは私のような者も救った

 私はかつて自分を見失っていた
 しかし、今は分かる
 見えなかったこと(神の恵み)が、、。

2教えてくれたのは神の恵み
 その恐れを解き放す

 どんなプレシャスだったことか。
 神の恵みが現れることが(それを感じること)
 そしてそれを(神様の恵み)私が最初に信じはじめた時間が、、、。

3たくさんの危機や苦しみや誘惑
 私に降りかかってきた(そんなたくさんの危機や苦しみや誘惑)

 神の恵みは私に安心をもたらし
 家へと導きます(→私を救い、導いて下さる)

★曲の成り立ち、研究!

この歌の作者、ジョン・ニュートンはイギリスの牧師だったが、若い頃、奴隷貿易をして富を得ていた。(奴隷貿易。かつては当たり前のことだったというのが今考えると恐ろしいことですが、それをニュートンは何とも感じなかったのでしょう)
ある時、彼の船は嵐に遭い難破。沈没しかかる船で神様にお祈りをし、九死に一生を得る。その経験をきっかけにこれまでの自分を懺悔し、後に牧師になり、「神は私のような卑劣な者(wretch)を救ってくれた」というアメイジンググレイスという曲が生まれる。こうしてできたアメイジンググレイスははアメリカのアイルランド移民により歌い継がれた。その歌が南部の農場に買われた奴隷たちに広まり、ミシシッピーに届き、ニューオリンズに広まった。だから、アイルランド民謡説と南部アメリカ説があるというのは、どちらも正解で融合されて少しづつ完成されていった曲なのでは?今の時代、奴隷というのはピンとこないですが、劣悪な環境で働き、苦しんでいるというような古い映画は見たことがあります。そんな絶望的な境遇でも希望を感じさせてくれた歌がアメイジンググレイスだったのでしょう。

ニュートンが牧師になったことに、幼い頃に亡くなった母親の影響もあると思います。母親は幼いニュートンに聖書を読んで聞かせるなど敬虔なクリスチャンだったが、ニュートンは若い頃は、酒や賭け事、不謹慎な行いをしていた。ニュートンは船が難破した時に初めて心の底から神に祈った。牧師への道は母が導いたのかな?

♪Amaizing Grace(2021 Rin Suzuki)

(Album) Winter Wonderlandのボーナストラック14曲目に収録!です。 

(ミュージシャンクレジット)Rin Suzuki 鈴木輪(Vocal/org)Toru Tsuzuki 続木徹(Piano)Masao Hayashi 林正男(Bass)Mistutaka Uyama 宇山満隆(Drums)

↓2020年夏、東京都の「アートにエールを」に応募した時の動画です。歌詞を付けてますので、一緒に歌えます!ウィンターワンダーランドに収録した歌唱とちょっと違うところもあります。(ちょっとだけ歌を直しました)

鈴木輪グループ/アメイジンググレイス

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