去年(2021年)の御蔵島の旅の記録の続きです。
御蔵島でドルフィンスウィムと山歩きの後、天候悪く、早く脱出しないと東京に戻れなくなるということで、御蔵は1泊で脱出。三宅島で下船することにしました。初めて降りる三宅島。お宿は当日探しても何とかなるだろう。と甘いことを考えていました。
平日です。コロナ禍です。休業の宿も多くて、こりゃ、困ったな。なかなか見つからないよ。そうだ、観光協会に電話して助けてもらおう。と、電話。
「当日はちょっと無理ですねー。」と、冷たく言われ、ガーン。ガーン。ガーン。これは、野宿かな?「あ、ちょっと待ってください。」と、感じの悪い電話の男の人から女の人に電話が変わった。そして、「今、同じような方からの電話があり、受け入れてくれたお宿がありますので、その宿にあと2名様が大丈夫か聞いてみます。」と。
私達みたいに、御蔵島から急きょ三宅に来るというパターンは時々あるみたいです。天気が悪いと御蔵島は船が停まってくれないから、、、。早めの脱出を勧められます。そのまま東京に帰るのも、2泊の予定で荷造りしてるし、、、。で、三宅島で下船。
こんな迷えるおばさん達を引き受けてくれたお宿のマスター、本当にお世話になりました。お宿のおじさんですが、電話だと、すんごく不愛想だったけど、お会いしても不愛想だった。(笑)「しょうがねぇーな。せっかくの休みだったのによー。」って顔に書いてあったけど、本当は、とってもとってもナイスガイ!
夕方のお散歩。海をチェック。
マスター様、三宅島をぐるりと車でプチ観光。説明もしてくれた。ゆっくり見たいところも色々あったので、今度今度。いつか絶対に来ると、決めた。
プチ観光の後、ほんの1時間で畑から野菜を取ってきて、美味しいご飯をあっという間に、作ってくれた。手際が良い。尊敬します。
畑から取ってきた野菜と自分で釣ってきた魚でお料理?料理の写真撮るのを忘れたのが悔しい。明日葉(あしたば)三昧。お魚も煮魚、お刺身、美味しかった。ヘルシーだった。そして、お酒の人達の宴会はずっと続いて、わっはっは。楽しそうな声がいつまでも続く。
「明日はシュノーケリングがしたいです。どこかありますか?」のお願いを言ってみた。他の御蔵島脱出組のチームも一緒に長太郎池へ。(池と言っても海)魚を見たり、前に後ろにくるくる回って(子供か?)楽しみました。
御蔵島でイルカと泳いだとはいえ、時間は短すぎ。もう少し、海の中にいて散策したかったなぁ。イルカが見えたら、小舟からドボンと海に入り、しばらくイルカを見たり、一緒に泳いだりする。でもイルカの群れが去ったらすぐに船に上がらないといけなかった。それって、ほんの数分間。まあ、安全第一で、そういうルールがあるんでしょうね。
さてー、三宅島のマスター、シュノーケリング場まで、お迎えあり。そのまま温泉に連れていってくれてお風呂で潮を落とす。温泉に入ってる間に、マスターはお弁当の調達をしてくれ、また迎えに来てくれて、宿へ送ってくれた。本当に気が利く。おばさんチームでもこんなに頑張ってくれたんだから、若い女子チームが来たら、きっとこの3倍は働くね。と思うリンちゃんでした。(笑)
御蔵島のキレイなお宿もよかったけど、実家に帰ってきたみたいなちょっとボロイ民宿「みなと」さんが最高だったわけ。マスターが最高だったわけ。無口。お宿はペットOKって書いてある。
今度うちのルーちゃん連れて行けるかな?ペットルームが東海汽船にあった。ルーちゃんも船に乗って行けるかな?大型犬も船に乗れるかな?夢が膨らむ三宅島の旅。いつか必ずまた。ちょっとハワイっぽい三宅島。溶岩の後も生々しく、噴火を恐れながらも自然と共に生きてきた島の歴史があります。
マスターが車で案内してくれた時に、教えてくれました。「あれは、俺が通ってた中学。あの時のまんまな。」って。妙にリアルでした。自然のパワーってすごいですね。
こんなおしゃれなカフェも近くにありました。残念ながらこの時は休業中。