ポインセチアの話

横浜ジャズクラブファーラウトのオーナー村尾さんが書いている本、

ジャズ詩大全という、シリーズを出していらっしゃいます。

クリスマス特集はとてもためになります。

興味のある方はぜひご購入下さいね。

 

「ポインセチアは、緑と赤の鮮やかな色合いからかクリスマスと切り離せない花になり
ましたね。しかしこれはそう昔からのことではないんです。話しはメキシコへ飛びま
す。メキシコではクリスマス・イヴにイエスのために祭壇に贈り物を捧げるのが習慣
になっていたそうで、ある少年がイヴに贈り物をしたいと思ったけれど、なにも贈る
物がなかったので、仕方なく教会の外でひざまづき祈りを捧げたんです。するとちょ
うど彼がひざまづいた場所に、燃えるような赤い葉をつけた美しい植物が生えていま
した。それからメキシコではこの植物は「聖なる夜の花The flower of the holy
night」と呼ばれるようになったんです。メキシコでこの花を見て感動したアメリカ
の初代メキシコ駐在大使(1825-1829)ジョエル・ロバーツ・ポインセットJoel
Roberts Poinsettは、この花にとても魅せられ、これをアメリカにもち帰って世間に
紹介し、それ以来いまやアメリカの誰もが知る花となったわけです。それで彼の名に
因んで、以来この花はポインセチアと呼ばれるようになりました。」

 

 

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