母、来る。

来週、高知から88歳の義母が東京に遊びに来ることになった。一度は足が痺れるからやっぱり無理だからキャンセルすると言ってきたけど、励まし、なだめ、やる気を出させた。三山ひろしに会いたくないの?って。(前から3番目のチケット取れたし)

去年、母からこれで最後だと思うから東京に遊びに行ってもいい?と、言われたが、母の体調面を考えて、私達が高知に帰った。帰省のついでにウクレレと歌で昭和歌謡のミニライブを企画してみた。義父母が喜んでくれ、お世話になっている施設の方、親戚の方にも会えてとても楽しかった。あれからもう1年になるのね。早い。

母は暑いのが苦手。もし母が東京に遊びに来るとしたら、この春のタイミングしかないんじゃない?と、思い2月にお母さんに遊びにきませんか?と、提案してみた。桜もちょうど満開の頃。お散歩も毎日連れて行こう。美容院でキレイに髪をセットして大好きな三山ひろしの演歌のコンサートにも連れて行こう。と、お母さんを楽しませる作戦を色々考えるリンちゃんなのだった。

義母とは相性がいいようで、とっても仲良し。夫と母も超仲良し。優しい可愛いお母さんです。「私ね、フラダンスってやってみたいと思ってたの。教えてくれる?」と言われ、私もできないけど、夫にウクレレ弾かせて、首にお花をかけてアロハオエをゆるゆる歌って、右に左にゆらゆらと踊ってみようと思います。自己流フラダンス。笑。なんでもいい。楽しければ。食事作りもそんなに頑張らない。私は私のペースでやるからね。お腹が空いたら、まいばすけっとにおにぎりでもアンパンでも買いに行ってね。と言ってある。生活リズムが違いすぎるから、それを一緒にするのは難しいからね。こちらもスタジオの仕事やレッスンもあるからお母さんサービスばかりはできないけど、その方がお互い気を使わないでいいと思うのです。こんな嫁を受け入れてくれる心の広い義母なのです。

音楽が好きなお母さん。フラダンスだけじゃなくて、アコーディオンも教えてくれる?って。高知に帰ったら、童謡弾いて、施設でみんなで歌うのをやってみたい。と、言い出した。レッスンしましょう!

東京に遊びに行くんだ。と、思っただけで、気持ちにハリが出て色々やってみたいことが出てきたのね。いいことだ。義父は去年から施設に入りました。母は自分のことはちゃんとできて、頭もしっかりしてる。ゆっくりだけど杖で歩く。

1人で飛行機に乗らせるのは心配なので、私が高知まで迎えに行きます。空港で義母と待ち合わせ。朝早い飛行機のため、私は前のりで高知へ。カツオのたたき食べようっと。夫よ、掃除をして、お料理して待っててくれ。って、迎えに行くのは反対の方が良かったのかな?私がカツオのたたきが食べたかったのねん。

New Album制作中

私のアルバム制作はゆるやかに進行中。楽しみはとっておくタイプ?というわけではないのですが、色々な仕事を同時にやっていると自分のアルバムが後回しになってしまうという事態が発生してしまいます。コロナ禍でバンド録音をし、ちょっとづつ進めていたプロジェクトでした。同時にやっていたクリスマスアルバムが先にリリースし、こちらは何となく遅くなってしまった。そして、おととしヴォーカル録音をしたけど、納得のいく歌でなかったために、のびのびに。去年は色々とイベントがあり、気がちってしまったのと、膝のお皿割ってしまうという大失態をしてしまい、録音どころではなくなってしまいました。これ以上時間が経過するとまた一からやり直しか?というギリギリの線で再出発です。今年から計画を立て、スタジオのお客様の合間ぬって3月に9日間、亀吉音楽堂と、優秀なエンジニアを押さえました。(笑)そして、めでたく13曲のメインのヴォーカル録音が終わりほっと一息しています。一番心配だったのは体調面。季節の変わり目ですが、風邪もひかず、流行りの胃腸炎にもならず。睡眠を良くとり食事も気を付け、無理に長時間歌うことは避けたので、喉の調子はバッチリでした。

だけど、まだまだ作業は続きます。コーラスの途中の曲や、部分的に録音し直す箇所あり。ヴォーカル録音が全部終わったわけでもないので、気を抜かず、頑張ろう。

そして、コーラスが終わった後も、ミックスや編集作業はもっと大仕事。丁寧にじっくりやる亀タイプの上田。今回は私も立ちあい大変な作業を共有して苦しみたいと思います。あ、いや楽しみたいと思います。

前回のアルバム(Winter Wonderland)で初挑戦したコーラスワークが楽しくて、新たな発見もあり、今回のアルバムもコーラスを入れています。昨日は難関の曲のコーラスがうまくいき、達成感と充実感につつまれてぐっすりと眠りました!

どうしてこんなに難しい選曲ばかりしてしまったのか?と、思いますが、コロナ禍にスタートしたバンド録音。今まで好きで歌ってみたかった曲を選曲したらこうなった。(当時コロナ禍だっただけに、、、)明日死ぬかもしれないし、これが最後のアルバム制作かも。と、思い全力で頑張ります。さぁ、一体いつのリリースになるのかしら?亀ワークなんで。

ニューアルバム内容、私の大好きな70年代のアメリカの黒人音楽。スティービーワンダーやダニーハサウェイ、ミニーリパートン、ロバータフラックなどソウルミュージックの名曲達。全13曲。もうちょっと進んできたらメンバーと楽曲を具体的にリリースします。

 

色々な思い。

東京は雪も大したことはなかったけど、雨が降っている。寒い。寒い。

今日からヴォーカル録音3日間。今月は自分の数年前の途中でストップしたままになっている作業を進める。時間がかかっている。今年はやらねば。進めないとせっかく覚えた歌を忘れそうなぐらいやばい。もう時間が経ちすぎて、お漬物になっちゃって、勢いもないけど、、、。良いアルバムに仕上げたい気持ちは強い。ここのところのイヤな雑事を忘れて音楽に集中するぞ。(仕事面で色々あり、疲弊していました)

去年11月の膝蓋骨骨折の治療継続中。完全復活はいつの日か?膝は時間がかかるのね。一応今月20日前後の診察で最後だよ。と、先生に言われた。

筋肉アップ、階段訓練は自分でも出来そうだし、自分が頑張るしかない。プールにも行っていいとは言われているけど、足ヒレはダメと言われているから、普通の水泳や水中ウォークということですね。もうちょっと暖かくなって、プールの気分が高まったら行きましょう。

それにしても、怪我をすることで体の不自由な人の気持ち、ゆっくりしか歩けないお年寄りの気持ちに少しでも気がつくことができたこと。それは自分にとってプラスだったと思える。病気や怪我も必然。と思うことにする。松葉杖生活の時は、1人でどこへも行けず夫の車での送迎サービスがありがたかった。犬の散歩も1日3回は夫の係になり、大変だったと思う。

今は私も犬の散歩に1回は行けるようになり、電車も1人で乗れるようになった。(階段はすごく怖いけどリハビリと思って頑張っている)スペイン語クラスも対面のレッスンを受けに水道橋まで1人で行って来れるようになりました。

人の手を借りず、行きたいところに行き、やりたいこと出来る。これは素晴らしいこと。そうです。老後の目標ですね。怪我は老後の自分の疑似体験でした。

自分が健康すぎて当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったと気づいた期間。さあ、鈴木輪、今日は録音。お前は歌手だぞ。と自分に言い聞かせ、頑張る。

On a clear day

3月に突入!早いなぁ。そして春みたいなポカポカ陽気(汗ばむぐらい)気持ちよくお散歩してきました。こんな日にはこの曲を口ずさみます。スタンダード曲にしてはラブソングでない地球規模のスタンダードソング!On a Clear day(You Can See Forever)晴れた日に永遠が見える!です。

1965年に Burton Lane  と  Alan Jay Lernerにより作られた楽曲。

「On a Clear Day (You Can See Forever)」は、1965年に初公演された同名舞台を原作としたミュージカル映画(1970年)監督はヴィンセントミネリ、出演はバーブラストライサンド、イヴ・モンタン。バーブラがバラードでたっぷりと歌ったものがとても有名ですが、映画の中ではエモーショナルで感情起伏の激しい役のバーブラにイブモンタンが優しく歌いかけるシーンがあり、歌詞の意味と一致しました。

映画はあまり評価されていないようですが、そういう役ゆえに出来た歌詞なのだなぁ。と妙に納得しました。イブモンタンのことはあまり詳しくありませんが、シャンソンを歌うイメージでフランス人かと思っていましたが、調べたところイタリア出身。フランスに移住しエディットピアフに見いだされた歌手でした。ラッキーボーイだったわけね。(この映画ではオジサンでしたが、、、)本当に良い曲。良い曲を歌うと良い気分になれるからたくさん歌いたくなります。鈴木のOn a clear dayはアルバムBlue Velvetに収録しています。

映画の雰囲気がつかめるYoutubeがありました。バラードで丁寧に歌い上げています。


晴れた日に、周りを見渡してみて!そうしたら、あなたは自分が何者かが分かるでしょう。山や海や岸の一部になったように感じるでしょう?という楽曲。田舎育ちでネイチャー好きな私をワクワクさせる楽曲です。素晴らしい歌詞を味わいながら歌ってみてください。映画のイブモンタンがバーブラを諭すシーンを意識すると、鈴木の訳は男性口調になっちゃいました。

On a Clear Day(You Can See Forever)

Music:  Burton Lane    Lylics: Alan Jay Lerner  (1965)

歌詞はこちら

晴れた日
起き上がって周りを見渡してみてごらん
そうしたら、君は自分が何者かが分かるだろう
晴れた日
それに驚かされるだろう
君のエモーショナルな感情の輝き、どんな星よりも輝いている感情(それに驚かされるだろう)
君は感じるだろう
すべての山、海、海岸の一部だってことを
君は聴けるよ。遠くから近くまで
世界をね。今まで君が聴いたことのない(そんな世界をね)
晴れた日に、晴れた日には
君は永遠を見ることができるのさ

★鈴木の和訳は、歌う人のための訳を意識しています。翻訳でも意訳でもなく、英語の言葉をダイレクトに感じられるような訳に直訳に近い訳になっています。参考までに

興味のある人は映画もぜひ見てみてくださいね。↓


映画のあらすじ

デイジーは電話が鳴る前に聞こえたり、花に不思議ことができたりする変わった女性。でも禁煙ができず催眠術を使って禁煙させてほしいと博士に頼む。しかし、催眠術にかかったデイジーは前世に移行し、別人となってしまう。博士は魅惑的な彼女に心を奪われてしまう

BARBRA STREISAND

Sarah Vaughan

Rin Suzuki

 

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