発声練習についてまじめに考える今日この頃です。
資料も色々と読んでいます。
私がヴォイストレーニングとであったのは20才の頃でした。
東京で初めて、ヴォイストレーニングの先生に指導していただいたときのことを思い出します。
「そんな小さな声しかでないの? 近いんだから、週に2回通いなさい!」
でした。
低い声は全然出ませんでした。
地声の高いところも、いまいち。
裏声も中途半端。
根性もありません。
調子が悪いときなんて、思うように声が出なくて、泣きそうでした。
でも、歌を歌うと、「発声はまだまだだけど、歌はなかなかいいね。」と言ってくださいました。
あぁ。それだけが救い。
最初の1年間ぐらいは頑張って週に2回は通ったと思います。
最初が肝心ですからね。
そして、肉を食べなさい。とか、ガッツを出せ。とか
と言われ続けました。
懐かしい!
そういえば、あの頃はお金がなかったので、肉なしの淋しい食生活。
今ではもりもりと食べてますので、自然と太りましたが。。。
食べること、睡眠をとることは、歌い手にとって、とても大切なことですね。
精神的に波がないことも。大切かな。
メンタルなことと、歌は直結してます。
いやなことや心配ごとがあると、歌う気にもならなかったり、元気が出なかったりしますから。
ちょっとのことぐらい気にしないような図太さっていうか、精神的にも強くならないと、だめなんですね。
それから、最近特に思うことは、
歌うことは、息を吐くことですから、なるべく細く長く、息を吐くように心がけています。
私が恵まれていたのは、瀬戸内海の海育ちで、小学生低学年から素もぐりをしていました。
小学3年から6年までは水泳の選手。
プールで水泳の練習もしていましたが、海が好き。
海に長く潜って、きれいな魚を見たり、貝類を拾ったりしていました。
楽しんでやっていたので、かなり深く、長く潜っていました。
時には獲物を追って、、、。
そんなわけで、体が丈夫です。
今、横浜ファーラウトの村尾さんの発声研究の本を読んでいます。
ちょいと難しいですが、おもしろいことも書いてあります。
海女さんのことも、、、、。
陸に上がったとき、横隔膜が疲れないように口笛を吹くようにゆっくりと、息を吐いているんだって。
ふ~~~~~~~ん。
そういえば、先日の横綱対決で、勝った白鵬も唇すぼめて、ゆっくり息を吐いてた。
大きな歌のフレーズを余裕を持って歌うためにも、呼吸に意識を持っていって毎日を過ごそう!
と、思う私でした!